価値の目安、譲渡価格、手取りを分けて考えます。
企業価値の診断では、評価に含める事業・資産と基準日を確認します。株式価値を考える際は、現預金、借入、非事業用資産等の調整範囲も整理します。実際の価格は相手との合意で決まり、税金や費用を引いた手取りとは異なります。
続けられる利益
一時的な売上・費用、役員報酬、関連先との取引を分け、引継ぎ後に必要な人件費や修繕も見込みます。売上や所在地に一律の倍率を掛けず、月別の利益と資金の動きを確認します。
顧客と継続契約
店舗の固定客と法人の保守・受託契約では確かめ方が異なります。上位顧客への集中、更新・解約条件、前受金に対応する未提供サービスを整理し、代表者が退いても続けられるかを確認します。
人材・設備・在庫
店長や技術者の役割、継続意向、教育期間を確認します。設備は所有とリース、商品は自社在庫と委託品を分け、滞留・返品・修繕の見込みも資料にします。帳簿上の額がそのまま売れる額とは限りません。
店舗と契約条件
賃料、契約期間、更新、原状回復、保証金の返還・充当条件を確認します。店舗や設備の引継ぎと、同じ条件で営業できることを分け、貸主との承諾・再契約等の要否を整理します。
資料をそろえ、譲る対象と残る負担を確認します。
株式譲渡は株主が対価を受け取るのが基本です。事業譲渡は対象事業の資産・契約等を切り分け、会社が売り手なら対価はまず会社に入ります。経営者個人の手取りと同一視せず、方法ごとの税金や残る債務も専門家と確認します。
| 準備する資料 | 確認する内容 |
|---|---|
| 決算書・月次資料 | 利益の増減、一時的な損益、売掛・買掛、借入、今後の支出。 |
| 顧客・契約一覧 | 売上構成、継続条件、解約、前受金と残る提供義務。 |
| 人員・設備・在庫 | 担当業務と継続体制、所有者、リース、委託品、商品状態。 |
| 賃貸借・保証 | 保証金、原状回復、貸主の承諾、個人保証の解除・変更条件。 |
詳しくは小売店の在庫と目利きの引継ぎ、IT・ウェブの継続収益と技術をご覧ください。診断後は候補先像と準備の優先順位を整理します。
顧客名や従業員情報は初回から一括提出せず、匿名概要、秘密保持契約、売り手の了承に応じて段階的に扱います。調査から契約・決済までの流れも確認できます。売り手から当センターへの手数料0円と、税金・外部専門家費用等は別です。
